六甲縦走の工夫


   六甲全山縦走のトレーニングをしている時に色々考えてやっている事を紹介する。
  既に大勢の方がされている事も多いでしょうが、人・目的によって違うので参考程度
  に見て欲しい。

@靴
  六甲全山縦走路はよく整備された道なので軽い底厚のジョギングシューズ(スニーカー)
 で十分だ。ただ、山歩きに慣れていない人は足首を捻挫し易いだろうが・・・。
  ジョギングシューズだと防水の靴は無いので雨になるとその侵入に困るが、小雨程度なら、
 買い物した時のポリ袋を2枚持っていれば、シューズの上から被せて足首に手提げ部分を巻き
 つけて固定するだけで暫くは持つ。長ズボンをはいていると歩いて風を切ってもズボンの裾でポリ
 袋が抑えられるのでフワフワせず、上からの小雨なら結構いける。
  大雨だと下半身から靴下を伝って靴の中に水が浸入するのでレインウェアの下を着けたり、
 ロングスパッツを着けたりしても、ジョギングシューズではポリ袋程度の防御では役に立たない。
 靴は濡れるのを覚悟しなければならない。
mutgt_vi.gif ジョギングシューズではないがウォーキングシューズの一種でかなり軽くて
ゴアテックス防水シューズのBROOKSのMUT-GT(ムートGT)を見つけたの
で買った。(H16年10月)4Eのワイド幅がある。クッションが少し硬いのでソル
ボを入れて試してみたが、クッションが悪いので六甲全山縦走に向いていない。
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 クッションが良くて今まで最も好んできたリーボックの空気クッションDMXを使
った「TRAIL DMX MAX」は六甲山上道路のアスファルトに出てからも足に
優しく、防水性を犠牲にしても最適に思える。この靴は塩尾寺からの下りで
その優しさが最も顕著に現れる。
 
Aヘッドランプ
duo_led5.jpg 初めて歩くルートで真っ暗になるとルートファインディングにヘッドランプ
は重要になる。できるだけ明るく遠くまで照らせ、照明範囲を調整できる
ものが望ましい。理想は照明距離100mのペツルのデュオだが難点は
単3電池4本使用で重い(200g:電池抜き)。直列6Vだから明るい。
最近LEDヘッドランプが増えてきて照明時間が長くなって宿泊の長期縦
走などには有難いが、ガスったりすると霧に反射して見難いのと焦点調節
         できないのが難点だ。そういう意味でハロゲンとのダブルに意味がある。
mio5.jpg - 5,585bytes
重量を重視する場合はペツルのミオ5(138g:電池抜き)の方が良い。電池は
値段が高いが、単三リチュウムにすると軽い。


B飲料ボトル
 
platy_bottles.gif トレーニング目的で六甲全山縦走をする時、好きな時に自由に
飲料を飲むために
プラティパスとチューブのドリンキングチューブ
(吸い口)
の組み合わせが便利だ。
 季節による持ち物でも記載したように容器ごと凍らせることもでき、
圧力に強い。凍らせる場合は凍結時の体積膨張分を少なく詰めな
ければならないが。
 ただこのプラティパスも100回も使うと3層構造がはがれてきて、
繰り返して折るとついに水漏れを起こす。2回あるいは、10回程度使
用しただけで、本体の水の出入り口の付け根の部分から漏りだす
経験が各1回あった。2回使用時の水漏れではクレームで取り替え
           てもらえたが10回目の時ではクレーム扱いしてもらえなかった。本体
           の水の出入り口の付け根の部分が弱いようだ。

drinkingv tube-s.jpg - 9,663bytesbite_valve.jpg - 2,577bytesabout_drink.jpg 縦走中にドリンキングチューブの仕組み
を聞かれたことがあるが、この吸い口を歯で
噛むと割れ目が開く仕組みになっており、
圧力が無くなるとゴムの弾性で穴が閉じる。
(この先端部分をバイトバルブというらしい)
 
  以前はこのゴム部分は紫色の材質で割れ目の締まり方が良くなかったが、最近改良されて
 緑色と黄色の2層構造になり、低温や経年劣化で弾力性が良くなってきた。
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      以前のチューブ        現在のチューブ
             (分解し易く、掃除し易い。右端はめくり上げた所)

  また、チューブ内側には何度も使うと付着物が付き易く、茶を入れると茶渋、スポーツドリン
 クを入れると何か判らない成分の黒い付着物が付く。バイトバルブは取り外せるのでチューブ内
 を掃除し易い。掃除はたまに行うが、紐に濡らした脱脂綿をくくりつけ、片方から紐を引っ張って
 脱脂綿でチューブの内壁をこすりつけて掃除している。

C飲料
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 エネルギー補給と筋肉疲労回復の意味で粉末スポーツドリンクを
通常の2倍に薄めて水に溶かしてプラティパスに入れて持参している。
 スポーツドリンクは最初はエネルゲンだったが最近はアミノサプリ
入れている。


 ascorbic_acid.jpg



 また、汗をかくとミネラルが出るのでミネラル補給ににがりを少し入れ、
疲労回復と味をさわやかにする意味もあって、ビタミンCの原末
アスコルビン酸」も入れている。




D食料
  腹が減ってくると馬力が無くなる(シャリバテ)。出発1時間前に消化の良いご飯や麺などの
 デンプン類やバナナを食べるようにしている。行動食を準備できない時は、いつも丸山のコンビニ
 「デイリー・ヤマザキ」でおにぎりを買っている。夏はここで必ずアイスキャンデーを買うがこれが
 楽しみだ。
  縦走後半になると塩分不足を感じることがあるので六甲ガーデンテラスか一軒茶屋に寄っ
 て、「うどん」を食べて汁を最後まで飲むことがある。「うどん」を食べずに塩分不足を感じた時
 用に「にがり塩」も少量持参している。(縦走中普段あまり食べないが食料は縦走専用ザック
 に入れっ放しだ。他にもクッキーやミルキーなど気分で適当に補充している)

Eタオル
pack_towl.jpg - 3,780bytes タオルはすぐ拭けるようにザックの肩ベルトのリングから吊るしてブラブラさせ
ながら歩いている。夏はすぐタオルがビショビショになるので絞ると水分がかなり
切れるプラティパスと同じメーカーの「パックタオル」を使っている。



Fチタンテープ
titan.jpg


 チタンテープは本当に効くのか、半信半疑だったが、何度も使って筋肉の活性化に
効いているような気がする。でも明確に効果を確認できないので気休めかも知れない。



Gラジオ
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 縦走中気になるニュースを聞いたり、気分転換に携帯ラジオを持っている。
パナソニックの通勤ラジオだ。生で聞くには耳に近いほうが良いのでこれを肩ベルトに
携帯電話用ポーチを百均で買って縫い付けてその中に入れている。イアホンで聞くに
も操作にも都合が良い。

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