六甲全山縦走23 H11.10.09
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)



 所要時間11時間42分.朝の部屋の気温は23゚Cで涼しいが,最高気温は27゚Cの晴れの天気予報だ.JR六甲道から乗り須磨浦公園を6:15にスタート.今日も完走狙いだ.今日は(2.5リットルの茶+2.5リットルの半分凍らせたエネルゲン+1リットルの完全に凍らせたエネルゲン)=6Kgの水分を携帯するが今日は涼しいので1リットルの凍らせたエネルゲン1リットルは全てと茶も100cc残った.

 服装は網シャツに夏用登山服とズボンとい出で立ちで真夏と同じであるが今日くらいで丁度よい位である.むしろ真夏ではこれでも暑すぎて汗ボタボタである.今日の実際の天候は晴時々曇で時々風があった.今日は涼しかったのと意識できる人々が結構現れたのでそこそこの時間で完走できた.

 腰の不安があったのと走ると横っ腹が痛いので大竜寺あたりまで余り走らず歩きだけで通した.左足膝の皿の真ん中が段差の大きい下りで時々チクリと痛むが後半から消えた.

 スタートから縦走らしき3人組や単独者と前後したが3人組は鉢伏山で休憩を取るし,単独者も付いてこなかった.また400階段から後方に現れた単独者も東山あたりから判らなくなった.朝方は涼しく快調で妙法寺交差点の店でアイスキャンデーを買うまで停止無しだ.

 高取山登りで手に荷物を持った人が現れた.神社の人かも知れない.高取山の潮見茶屋から丸山方面にまだ通れるようになっていなかったので従来のバイパスコースで下った.このあたりから足裏に異常を感じ始める.足のひらで人指し指のつけ根が痛み始める.やはり2週間近く腰の不安で運動していないせいだろう.恐らくマメになるだろう.

 丸山のコンビニでもアイスキャンデーを買う.烏原貯水池付近ですごいスピードで歩く中年に追い越された.足裏が痛いのでこちらが懸命に歩いてもぐんぐん離されていった.菊水山の登り口で腹具合が悪くなり大キジを打つ.結果的に20分休んだことで足裏は少し楽になった.

 菊水山の上りでは何人か追い越し,頂上は人が多いのでパスして一気に下る.鍋蓋山の上りで上部に瞬間2人が登っているのが見えた.良い目標ができたと喜んだが見えたのはその瞬間だけで行けども行けども追い付かない.見通しのいい所でも見えない.目の錯覚だったのか,その2人は余程速いのか・・?鍋蓋山の頂上には大勢人がいたがそれらしい2人組はいなかった.

 大竜寺から市ケ原までゆっくりだが,本日初めて連続して走る.桜茶屋は相変わらず人が多い.そのままパスするが後から付いてくる靴音が聞こえる.天狗道に入ると後方に1人が確認できた.登りになると,どんどん近付いてきて稲妻坂までに追い越された.半ズボンにロングソックスといういでたちだが靴はジョギングシューズでも登山靴でもなさそうでガッチリしたタイプの青年だった.こちらも何人か追い越して,桜茶屋からそう遅くもない1時間12分で摩耶山の山頂広場に到着した.ここでも大勢の人で100人はいる感じだ.自動販売機でいつものようにアイスクリームを買っていると先程の青年もジュースを買っていた.

 摩耶山で,おにぎり休憩を10分取りすぐ出発するが足のひらで人指し指のつけ根が痛い.これからはアスファルト道路を何回も通る上,平坦地が多いので足裏の靴擦れが思いやられる.丁字ガ辻の東屋でクロワッサンを食べながら足裏の痛みの回復とを兼ねて休憩しているといつものようにパトカーが一旦停止の取締りをしている.

 再出発すると前に摩耶山の青年が歩いている.この人は地図を片手に持ちながら歩いている.記念碑台の所の信号の関係で追い越してしまったが後は判らなくなってしまった.凌雲台で食糧がもう無いのと足裏の痛みの回復とを兼ねてラーメンを食べる.

 東六甲分岐点まで道路歩きはつらい.東六甲分岐点の手前で1人の青年がすごいスピードで追い越して行った.足裏が痛いができるだけ着いていこうとした.彼が東六甲分岐点で停まって記録をつけていたのでようやく追い付いた.彼は下りも登りも全体にすごく速い.

 暗くなる前に塩尾寺からの道で道路を通らず近道の山道を通りたいが,ここは樹林のある急傾斜の道なので明るくないと危険だ.なのでできるだけ走りたい.幸いこちらが追い着けるのは下りだけでそれも小石がゴロゴロしていると足裏が痛いのでスピードが鈍る.付いていけたのも20分くらいで,その先は全く見えなくなった.

 でもスピードはできるだけ維持するよう努めた.もう追い付かないだろうと思っていたら船坂峠で止まって記録をつけている所に追い付いてしまったが再び離され見えなくなってしまった.太平山登り口からの下り道路になると彼が歩いていて,こちらがいつも通り走れば追い越してしまうことになるのでいやだなと思いながら走ったが全然追い付くこともなかったのでホッとした.これからも自分のペースで走れるのだ.

 大谷乗越も過ぎ緩やかな下りで快調に走れた.平坦地で歩いている時近付いてくる足音がするので道を開けると,とうに先に行っている筈の青年が後から追い付いてきたのだ.いつのまに追い越したのだろうか.(太平山登り口の道路に出た時記録を付けながらすぐ右折したが,もしその時に左におれば気が付かなかったかもしれない)その後すぐ離されたが団体で詰まり暫く2人とも追い抜けなかった.ようやく団体を追い抜けたのは,塩尾寺への本格的下りに近付いた頃だった.塩尾寺まで必死に着いて行った.塩尾寺に着くと彼は記録をつけるためか停止したのでそのまま走って下った.足裏は痛いが膝やその他は調子が良い.薄暗くなり始めた5時45分頃に何とか近道に入れた.木の多い所は道が暗くて見えづらかった.

 久し振りに11時間台で完走できた.これも後半の青年を意識して頑張れたからだろう.しかし腰の不安は少しある.普通に歩いたり登り下りするには問題ないが,ひねる状態(特に下りには着地の状態でひねりが加えられる)では,痛みが走るまでにはならないがその前兆のような「しこり」のようなものを感じる.これは寝起きの時にひねりの動作が入り,感じるのと同じものだ.

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