六甲全山縦走36 H12.06.03
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)



 所要時間:11時間27分。天気は一日中曇り。須須磨浦公園を6:20にスタートする。今日は(1リットルの茶+2.5リットルのエネルゲン)=3.5Kgの水分と350ccの凍らせたジュースを携帯した。最近昨日までジョギング続けていて疲れが残っているので完走狙いだ。

 須磨浦公園で同じ電車から単独者が2人降りてきた。準備をしていると一人はすぐ出発し、もう一人の登山スタイルがバッチリの人も続いてゆっくり出発した。目標ができてよかったなと思いながら出発する。最初の階段の登り始めは調子はそう悪くない。つまり体力的にはそこそこだが非常に良い時程ではない。鉢伏山に着くと登山スタイルがバッチリの人が休憩しようとしており、これで目標として使うことなく1人消えてしまった。

 高倉台への下りでいつもなら快調に走る所が(自然に走りだす所や勾配の緩い下りの所でも)走る気にならない。登りは特にきつく感じないということは体力的には問題無いということだろう。高倉台手前の陸橋で最初に出発した人に追い付いてしまう。この人はしっかり歩くという感じはなく、チンタラ歩いているように見える。高倉台の団地の中で仕方無く追い越してしまう。早すぎだが、これで目標は完全に消滅だ。今日の2人は始めから目標になるような人達ではなかったようだ。

 400階段は休まず登れるのでさ程調子が悪い訳ではないが目標を失った事もあるのだろうかピッチは上がらない。平坦地は元より割りときつい下りで自然に走りだしてしまう所は別として走る気にならない。今日はどんよりとした曇り空だ。いつ雨が降ってもおかしくない感じだ。珍しく携帯して来たラジオを時々聞くと天気予報で梅雨前線が太平洋の日本列島南岸に停滞しており九州では梅雨入り宣言が出されたそうだ。横尾山まで、1つの目の目標時間である1時間というペースに対して4分遅れである。妙法寺交差点までの下りも殆ど走らない。

 妙法寺交差点の店でアイスキャンデーを2本買う。高取山まで、2つ目の目標時間である2時間というペースに対して21分遅れである。鵯越駅までの下りや平坦地も殆ど走らない。鵯越駅手前のコンビニでもアイスキャンデーを3本も買う。烏原あたりから散策の人が現れ始める。途中で元気良く追い越していく若者が現れた。しめしめこの人に着いていくぞとしたら途中でふと姿が消えた。どうやら途中から菊水山駅の方にそれたらしい。ガッカリだ。でもルートが違うだけで元のコースに戻って来るかもしれないと期待して時々後ろを振り返るが以降姿は現れなかった。

 菊水山への登りは淡々と登る。3組み程目標が現れ(?目標と言えるかどうか年寄りの遅いペースなので自然に)追い越す。鍋蓋山まで誰も現れない。特別休憩した訳ではないが、鍋蓋山までの3つ目の目標時間である4時間というペースに対して44分遅れである。大龍寺への下りと市が原への下りでも珍しく誰にも会わない。市が原の河原付近にも誰もいない。今日の天気予報は硬水確率30%だが雨模様の空のためか人出が少ないように思える。さすがに桜茶屋付近には人はいた。

 天狗尾根入り口手前で4人組の若者に「市が原はどこか。我々は菊水山に行きたいのだが」と聞かれる。どうやら布引きの滝方面から登って来て市が原から大龍寺への桜茶屋での分岐点が分からないらいしいようなので丁寧に教えてあげた。

 天狗尾根を淡々と登る。誰も会わない。稲妻坂にかかると男女2人の若者が見えた。良いペースで登っている。これは良い目標だと思い、付いて行く。しかし20分も付いて行くと急に止まって休憩するではないか。せっかく良い目標が出来たと喜んだのもつかの間だった。

 摩耶山頂広場でいつも通り自動販売機でアイスクリームを買って、初めて座って休憩しながら食べる。9分休憩した後に出発する。杣谷峠まで3つ目の目標時間である6時間というペースに対して55分遅れであった。丁字ケ辻や記念碑台を過ぎても相変わらず目標となる人は現れない。丁字ケ辻を過ぎて地元店舗の「藤原商店」で完全に無くなった水分補給に烏龍茶を買ってボトルに詰める。ついでに溶けたジュースも飲む。昨日は仕事で立ちっ放しが多かったので足の踵が久し振りに少し痛んだ。その後遺症で踵が本格的に痛み出す。休みも兼ねて凌雲台でラーメンを食べる。

 東六甲分岐点からは踵も少し楽になる。宝塚ゴールまで目標となる人は全く現れなかった。今日は一日殆ど走ることなく歩きベースの完走だ。走らずに、そこそこの歩きで11時間30分くらいが標準タイムと考えて良さそうだ。最近毎回貼っているチタンテープを今回は全く貼らなかったので走る気持ちにならなかったのかもしれない。また、いつも背中の腰付近がザックで擦れて赤くなりヒリヒリして痛い所に今日はディクトンスポーツをたっぷり塗り込んでおいたので殆ど痛くならなかった。

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