六甲全山縦走40 H12.07.29
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)



 所要時間:12時間54分。天気は一日中ほぼ快晴。朝の室内気温は30゚C。朝4時半に目が覚め、JR六甲道を始発の5:29に乗り須磨浦公園を6:20にスタートする。今日はかなり凍らせた(2.5リットルの茶+2.5リットルのエネルゲン)=5Kgの水分を携帯した。今日はこの暑さなので完走狙いだ。

 同じ電車から縦走者らしき人が1人降りて来たが私より後にで出発のようだ。最初の階段は調子は良くピッチを維持する。鉢伏山から旗振山・高倉台への下りでは時々走る。400階段で後ろから来る男性の姿が見えたので追い越されないよう頑張る。この付近の人なのかタオルだけ持っている。栂尾山頂で追い付いて来た。しかし暑くて風が余り無い。今日は扇子を止めてうちわを持ってきたのは正解である。

 また、今日は先々週買ったムッシュのズボンを履いたがこれは不正解だ。顔からの汗が落ちてズボンにかかってもはじくが内側の蒸れが強くて汗が溜まってくる。しかし汗でズボンの色が変わらないのは予想通りで納得だ。このズボンは真夏には向かないのがはっきりした。妙法寺交差点の店で今日もアイスキャンデーを買う。

 高取山あたりからピッチが落ちて来る。稜線などでたまに風があると風に向かって立ち止まって目一杯風を受ける。でも、ほてった体はなかなか収まってくれない。半分凍ったウーロン茶やエネルゲンの冷たさで何とか体温上昇を防いでいるようなものかも知れない。高取山を下った所あたりからウーロン茶の出が悪くなってきた。鵯越駅手前の商店の自動販売機で1.5リットルのウーロン茶を補充する。氷がまだ溶けずに残っている上からの補給なので暫く冷たいだろう。

 菊水山へは何人か追い越したが途中学生のスポーツクラブのような若者に走って追い越された。菊水山の頂上はこの暑いのにも拘わらず満員である。天王吊橋への途中で楽で近道への分岐点は風通しが良く暫く休憩した。取り合えず市が原までは行こうと思う。鍋蓋山頂でもゆっくり休み千尋の作ってくれたおにぎりを食べたが最近のおにぎりは麦入りだとか玄米入りでまずい。

 市が原ではキャンプ客で一杯だ。摩耶山へは風があるたびに休み休み登る。この暑さのせいか下って来る人以外に殆ど人に会わない。摩耶山頂の屋根の下は小学生の団体で占領されており木の椅子も登山者で占領されていたので、階段を下った見晴らし台で休憩した。既に14時だ。途中からエスケープしようかと考えながら進みアイスロード分岐点でパンを食べながら休む。ここで出来るだけ明るい間にゴールに着こうと最後の決心をする。

 記念碑台あたりからカナカナと鳴くヒグラシが聞こえ始めた。ヒグラシは塩尾寺辺りまで聞こえ続けた。平坦地を歩いていても痛みや疲れは感じないので足の筋肉や体力には問題無いと思えるが、暑さのため体がほてってだるい。ただ最近、時々踵の痛みが出始めており一軒茶屋で腹が減ったので月見うどん(480円)を食べて踵を休める。

 東六甲分岐点で16時53分なので後2時間半もあればゴール到着出来るだろうと踏んだ通り何とかぎりぎり明るい間の19時14分に到着できた。

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