六甲全山縦走47 H12.11.18
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)
所要時間:9時間31分。天気は曇り時々晴。朝4時半に起き準備をしていなかったのでJR六甲道を5:30に乗れず5:57に乗る。今日はクッションズフォーフィートが前回の大会で切れたのに忘れて補充しなかったので足裏に張れなかった。足裏の靴擦れが心配だ。今日も少し凍らせた(2.5リットルの茶+2.5リットルのエネルゲン)=5.0Kgの水分を携帯したが茶が半分近く余った。半分凍らせた氷がなかなか溶けなかった。今朝も結構涼しい。今日はスピード練習だ。 今日は大会のスタート地点から6:35にスタートする。もうすっかり明るい。スタート地点では揃いのジャージを着た若者がたむろしている。彼らに先に行かれては面倒なのでそのままスタート地点を通過する。でも出発する様子は無かった。最初からガンガン行く。息がかなり激しくなる程度で頑張る。何と無く筋肉は持ちそうな予感だ。 鉢伏山辺りから「松下電器全寮自治会」と書いた方向を示す標識が各所で張られている。毎年やっている六甲全山縦走大会のようだ。しかし誰も姿が見えないので明日日曜日にやるのかなと思う。鉢伏山から旗振山での水平道や高倉台への下りではできるだけ走る。400階段でも少しピッチを上げて登り続ける。横尾山には7:34に出発から59分で着いたので好いピッチだ。妙法寺交差点には目安の1時間半より2分早い8:03に着く。高取山には目安の2時間より1分早い8:34に着く。そこそこ好いペースだ。 鵯越駅には目安の2時間半より2分遅い9:06に着く。少しペースが落ちて着た。烏原手前で早いペースの人が現れたので付いて行く。菊水山手前の菊水駅への分岐でふと菊水駅に回った方が近道の気がしてきた。早いペースの人との差は約20mある。その人は真っすぐ進んだので近道かどうか確認のチャンスである。菊水駅の方にに回った結果は私の方が約20m前に行っていた。スピードはほぼ一緒くらいなので40m程の近道ということになる。新しい近道を1つ見付けてしまった。バンザーイだ!?。 菊水山の麓のベンチで靴の紐を締め直していると4人組が出発しそうになったので慌てて先に出発する。しっかり登るがピッタリ付いて来る。きついが引き離しにかかる。20分もすれば見えなくなった。苦しいがスピードをあげたまま登る。筋肉のケイレンの兆候は出ない。頂上に近い階段途中の展望台で振り向くと今まで見なかった若者が近付いて来ているようだ。頂上をやり過ごして天王吊橋へは快調に下り何人も追い越して15分で下れる。 天王吊橋で膝下までの半ズボンでジョギングシューズに短靴下のいで立ちの私より高齢の中年男性が荷造りしている所を通過した。鍋蓋山の登りはややスピードダウンである。平坦道に出る約半分の所で後ろに近付いて来る人の話し声が聞こえて来る。「何時に出発したのか」「私は塩屋を6時30分に出発したのにもうここに来ているなんて早いね」「若いもんね」「バテないようにセーブしようかなと思っている」「今はセーブして摩耶山を越えてから頑張ったら良い」とか途切れ途切れに聞こえる。直ぐに若者が追い抜いて行った。赤いゼッケンを着けている。菊水山頂手前で近付いて来た若者だ。すごさは感じなかったがセーブすると言いながらスーッと追い抜いて行くのだ。どうやら松下電器の六甲全山縦走大会のトップのようだ。 (後でゴール付近のコースで誘導している大会関係者に聞くと須磨浦公園を7:30にスタートだそうだ。現在10:20だから約3時間弱で追い抜かれた事になるしかも私より55分後に出発して!)その後天王吊橋で追い越した半ズボンの中年の男性がずっと追いかけて来る。彼が松下の大会トップの若者に聞いていた人なのだ。平坦になるまでこちらも頑張ったので追い越されなかった。平坦道でスピードを緩めると近付いて来てどこまで行くのかと聞かれる。宝塚までと答える。塩屋からかと聞かれる。須磨浦公園からだと答える。その人は平坦地をゆっくり走って去って行った。 鍋蓋山では到着目安時間の4時間に対して7分早い10:28に着く。ここから走って下っていると先程の中年の男性に追い付いてしまう。暫く追い越すのをためらったがこの人は下りは早く走れないようだ。思い切って一気に追い抜く。市が原まで休まずゆっくりと走り続ける。大龍寺で2人目の松下の若者に追い抜かれる。市が原手前でこちらも走っているが3人目の松下の若者に走って追い抜かれる。市が原は相変わらず人が多い。ここも休まず通過する。 天狗道に入って暫くすると追い越した中年の男性が追い付いて来た。稲妻坂の手前で道を譲る。これから先は合わなかった。摩耶山への登りはスピードが上がらず平均ペースよりやや良い1時間9分かかって山頂に着く。山頂広場の休息所の前の一画は松下勢で占領されている。 また前々回から始まった工事で自動販売機のあった建物は取り壊されておりいつものアイスクリームが買えない。摩耶山への途中からエネルゲン水がパイプから出なくなってきたのでザックを降ろして見ると予想通り氷しか残っておらずバームパウダーと水を補給する。水を入れて振ってもなかなか氷は溶けない。涼しい気候になって来たからだろう。ザックからおにぎりとスティックパンを取り出して直ぐ出発する。歩きながらスティックパンを食べる。 今日はクッションズフォーフィートを張らずここまで何とかもって来たがアゴニー坂を越えてアスファルト道路に入ると靴擦れの痛みここをはっきり感じ始める。から東六甲分岐点迄はペースが上がらない。靴擦れが痛いし踵も痛い。丁字ケ辻の東屋でおにぎり1個を食べながら5分休憩して足裏を休めるが余り効果は無かった。今日はスピードトレーニング中心の積もりだったので完走にはこだわっていなかったが天気も良いし足裏を除けば筋肉も体調も良いのでここまで来たら後は簡単だから完走することにする。 凌雲台ラーメン屋か一軒茶屋でラーメンかウドンを食べるつもりでいたがいつもより食べ始める時期が遅く、摩耶山からスティックパン8本程食べ、丁字ケ辻で食べたおにぎりとアメのハイチュウ2個が効いて腹が膨れた気分で食べる気にならなかった。 東六甲分岐点までにも2人程の松下の若者に追い抜かれる。東六甲分岐点から再びガンガン飛ばす。船坂峠手前で松下の若者に追い抜かれる。スピードは早く無いが平坦地や、やや上りでもゆっくり走っている。でも下りのスピードは遅いようだ。太平山登り口に41分で着く。ここからのアスファルトの下りで快調に走っていると先程追い抜かれた松下の若者に追い付いてしまう。躊躇して暫く後に続くが走るスピードがかなり遅いので一気に追い越してそのまま大谷乗越まで走って下る。何人か追い越す。 大谷乗越からも快調に飛ばす。途中で1人追い越した後けつまづいて転びそうになる。自然にバランスを立て直そうとした時に両足のふくらはぎが吊ってしまい力が入れられずバランスを立て直せずこけてしまう。これでまだまだ筋肉は鍛え方が足らないのが良く判った。すぐ立ち直って再び走り始める。塩尾寺が近付くと前に4〜5人の松下の若者が下っている。追い越してから「あなた方も六甲全山縦走ですか」と聞いてみたら「自分達は鵯越からです」と若者らしく明るく答えてくれた。 今まで何人も松下の若者のグループを追い越したがしゃべったり笑ったりしながらゆっくり歩いているグループが多かったので全て六甲全山縦走ではなかろうと感じていたがやはりその通りのようだ。感心する事に彼らはマナーを教えられているのか追い付いたら必ず道を譲ってくれた。 塩尾寺からも走る。宝塚ゴールで公園に行って休憩しようと思って公園の階段を登ったら大勢に拍手で迎えられた。公園は松下グループで占領されていたのだ。手を振って私は松下と違うと意志表示したら急に拍手は止んだ。時間は16:06だ。明るい間にゴールに着けた。 今回はスピードトレーニングとして前半はそこそこ頑張ったが目一杯という所まで頑張ってはいない。六甲全山縦走という意識があったのでフルパワーを出し切っていない。本当にスピードトレニングをするにはもう少し短い距離でインターバルトレーニングをしなければならないだろう。今日の筋肉の状態は前回の大会で徹底的にやられた後で、運動をせず1週間回復だけを待ったので少し筋肉が強化された状態で臨めたのではなかろうかと思う。 筋肉痛でも途中でもう少し運動した方がもっとよかったかも知れないが少なくとも大会の時より遥かに状態は良かった。家に帰っても足裏はジンジンして踵も痛かったが太ももやふくらはぎの筋肉は張った感じはあるものの痛みの異常は無かった。涼しくなってきたのでこれからはジョギングでもインターバルトレーニングを意識して鍛えなければならない。次の目標はスピードと供に持久力UP(つまり2日連続の六甲全山縦走)である。これが出来れば大峰縦走(熊野本宮大社から金嶺神社まで)を3日から4日で完走することが出来るようになるだろう。 |
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