六甲全山縦走55 H15.07.26
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)



 所要時間10時間49分で復帰戦3回中では新記録になる。朝4時半に起きる。昨夜半分だけ凍らせようと寝る前千尋に冷凍室から2.5リットルの茶+2.5リットルのスピードを冷蔵室に移すよう頼んでいたのを忘れられてカチンカチンだ。起きるのが遅かったので慌てて水と熱湯で溶かす。クッションズフォーフィートとチタンテープをしっかり貼る。

 服装は半ズボンに先々週コージツで買ったベルグの半袖シャツだ。この半袖シャツは先週の六甲半縦走の時の紺のベルグのシャツの上にポケットが多いメシュの胴上着の組み合わせより良かった。胸元がチャックでかなり開けるし小さなポケットも付いている。

 今日の降水確立は0%で天気予報通り曇時々晴であった。朝の室内気温は25゚Cで今日は蒸し暑いかなと思ったが湿度も高くなかったので涼しくて助かる。期待していた風は高取山山頂付近からわずかだが時々吹き始め摩耶山の稜線や六甲山上道路ではそこそこあった。今日は前回の反省で半分凍らせた2.5リットルの茶+2.5リットルのスピードだけにして汗の元に思える凍らせたアミノバイタルウォーターチャージは携帯せず。このお陰か湿度が低かったためか汗でドボドボにまでならなかった。

 JR六甲道を5:30に出発し須磨浦公園を6:10にスタートするが誰もいない。今日もタイムより宝塚ゴールまでの完走を狙う。最初からピッチは上がらず復帰緒戦よりやや遅いペースである。妙法寺交差点の文具屋でアイスキャンデー2個を買う。高取山登り辺りから体がようやく活性化してくる。高取山頂手前で追い付いてくる足音が聞こえる。もう少しで山頂水平道なので頑張る。

 山頂水平道で足音が聞こえなくなったのでもう追い掛けられないなと思っていたら丸山方面下りで走って下る足音が聞こえる。同一人物かどうか振り返らないので判らない。別に競争する積もりも無いが勢いのつく下りだけは走っていたらなかなか追い越して行かない。アスファルトの緩いスロープになって歩くとようやく追い越して行った。ちょっとずんぐりした若者でタオルを首に巻きナップサックに銀色に光るジャージをはいていて山馴れしたイメージは無い。下り切った交差点で信号のため再び一緒になるが意識的に先に行ってもらう。

 しかし道で歩行ルートの取り方で直ぐ追い付いてしまうのでデーリーヤマザキに入って再びアイスキャンデー2個とおにぎり1個を買うので当分は追い付かないだろう。鵯越の先の烏原手前で20m先をチンタラ歩いているナップサックの彼が見える。また追い付いてしまうようだ。菊水山駅への分岐まで追い越さないよう我慢して分岐でどうなるか見ようと思う。前回はこちらのスピードが遅かったので余り追い付かなかったが今日は同じ位のスピードだ。結局合流点では約10m程度先に出てしまった。これでは追っ掛けられる事になるが仕方ない。体調も活性化でそこそこいけそうだ。

 追っ掛けられる情況なので何と無く力が入ってきた。菊水山登りはそこそこのスピードで登ったので途中の展望台手前でようやく追い付いて来た。道を譲るが直ぐ頂上だ。いつも通りに休まず通り過ぎると彼は頂上を過ぎた所で立ったまま水分補給をしていた。その横を通過する。天王吊橋への下りをそこそこ走る。鍋蓋山の登りはかなり登っても後方が良く見えるが後方を見ているといつまでも姿が現れない。今回はアイスキャンデーを合計4本も食べるのでいつものように腹が減って来ない。鍋蓋山を通過する。

 大龍寺への下りと市が原への下りをそこそこ走る。さすがに摩耶山の登りはきついが1時間15分程度で登れた時は今日は縦走成功だと確信する。アゴニー坂を下った所からのアスファルトは相変わらず足に厳しい。この辺りから右足の踵(かかと)の底に痛みを感じ始めるがしっかり踵を着地して歩く。今日履いた靴はアシックスの最近買ったもので六甲全山縦走には2回目になる。Reeboxシューズよりクッションが悪いが最後まで踵はひどくはならなかった。

 今日は久し振りに「六甲茶屋」の看板が出ており「甘い物・うどん」の表示があったが扉が準備中になっていた。摩耶山頂付近からセミの「ひぐらし」の声が聞こえ始め塩尾寺辺りまで続いた。この声を聞いていると秋のような気がする。最後の東六甲分岐点からは復起後一番のタイムも意識し始めて軽く走れそうな所はややスピード上げる。

 今日の最大の成功原因は気温が低かった事。それに汗を大量にかかないようアミノバイタルウォーターチャージを飲まず後半アミノバイタルプロを腹が減って来たタイミングで2回服用した事かな。

Home 六甲全山縦走記録一覧 SightMAP