六甲全山縦走61 H16.01.24
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)



 所要時間12時間51分で遅いタイムの61回目の完走で逆全山縦走は4回目。三日前から寒波が一時的に来ているが昨日より暖かく朝の室内気温は5゚Cだった。今日は天気予報は曇だが雪も覚悟だ。今日もいつものリーボックのジョギングシューズを履いて4:50に出掛ける。急がず歩いて阪急のホームに4:59に着く。10分の余裕だ。スポーツドリンク+ウーロン茶=2.5+1リットルとチェーンアイゼン半分と先週買ったバンドアイゼンと軽アイゼンの3種類と厚手の手袋を持参する。

 5:25に西宮北口で宝塚行きに接続していた。5:40に宝塚に到着する。宝塚ゴールから5:45にヘッドランプをつけて出発する。今日は寒さの精か体がこわばっている感じだ。前回塩尾寺を過ぎて左足の膝裏の腱を痛めたので注意して登る。おかげで今回はこの痛みは発生しなかったので東六甲分岐点まで少しは走れた。

 右足の右の中央右辺りの出張っている所は古傷が少し疼く感覚があるので無理しないよう歩く。船坂峠辺りから道に圧雪が残っていてアイゼンを試してみようかとも思うが所々しか雪は残っていないのと雪の上に砂や枯れ葉が被っていて歩き易く結局試す事は無かった。気温が低いので薄い手袋では手が冷たく風があると耳が痛くなってくる。耳当てを持って来なかったのが失敗だがバイク用のマスクを持っていたので凌雲台(六甲ガーデンテラス)ラーメン屋前でつける。

 アゴニー坂でスポーツドリンクを飲もうとマスクを外してチューブを吸うと出てこない。外気に直接触れるチューブ内部で凍っているのだ。純水でなく混入水なので氷点は低いはずなのに凌雲台(六甲ガーデンテラス)ラーメン屋前からアゴニー坂までの1時間半程の間で凍ってしまったのは意外だった。気温はマイナス5度程度だろうか。チューブの口を外して氷を取り除きチューブを何度も曲げて氷を砕いて必死に吸うと砕かれた氷の隙間から僅かにスポーツドリンクが流れ始めた。これでしめたもので吸い続けると次第に流れが良くなって来て最後はジャリジャリの氷ごと一気に流れるようになった。

 今回踵は何とも無かったが気になっていた前回鍋蓋山の下りで右膝を前方に振り出すと膝右斜め(前方を北方向とすると北東方向)に出た痛みが今回は逆に左膝の方の痛みの兆候が摩耶山の下りの後半から出始める。鍋蓋山の下りでもひくひくした痛みは続く。再び敗退が頭をかすめる。階段の下りような所で左膝を前方に振り出すと何かに当たるような鈍いひくひくしたような痛みが感じられるが未だ本格的な痛みにはなっていない。平坦地や登りでは痛みは出ない。痛みが出ない歩き方を色々探ってみる。真っすぐ振り出す時少し外側に円弧を描くような振り出し方になった時に痛むようだがうまく矯正できない。左足だけがに股風に開いて足を斜めに開いたまま前方に進める歩き方が尤も痛みが出ない歩き方だと判る。こんな足を引き擦るような歩き方だと最後まで持つか心配だし速く歩けない。

 また珍しく菊水山辺りから腰がきつくなってきた。腰痛の症状ではなく立ちっ放しの辛さだ。最終須磨浦公園まで何度も立ち止まって腰を曲げたり伸ばしたりしてごまかす。鍋蓋山下り辺りから腹が減って来たのと何か味噌汁のような暖かくて塩辛いものを食べたくなってきた。前回丸山の町で食べた中華店「萬福」まで我慢してラーメンを食べようと目指す。やっと辿り着くと「本日は勝手ながら休業」と張り紙がしてありがっくり来る。それなら同じ丸山の町でデイリーヤマザキの先で「萬福」より手前にあった丼店で食べりゃ良かったと後悔する。

 そんな店は無かったよなと思いながらも店を捜しながら進む。運よく高取山の潮見茶屋だけが開いており思い通りのきつねそば(300円)にありつける。新しく作られた店は暖房で暑くメガネが曇って拭いても取れないくらいだった。10分の休憩になり満足して最後の気力を出す。

 横尾山辺りで再び腹が減ってくる。高倉団地でまたラーメンでも食べようかと思いながら進む。左膝は何とか持ってくれている。高倉団地で気が変わってピーコックでミルキーを買う。もう薄暗い。高倉山の水平道で今日2回目のヘッドランプを付ける。須磨浦公園への最後の階段は歩き方もましになり少しだけ快適に下れる。膝は問題なく完走できてほっとする。

 乗り換えの須磨で再びわかめそばを食ってから帰る。家で酒を飲みながら寝そべってテレビを見ていると両足の内側が痙攣し始めた。必死に解除しようと頑張るがなかなか治らない。頑張っている内に気分まで悪くなってトイレに行って我慢していたら一段落した。寝ていた夜中の23:30頃にも左足の内側が再び痙攣する。

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