六甲全山縦走66 H16.06.19
(以前からずっとザウルスに記載していた日記より、そのまま転載)


 11時間38分で66回目の完走。(いつも通りアミノパワーに「にがり」とアスコルビン酸を加えた2.5リットル+2.5リットルのウーロン茶)=5Kgの水分を携帯した。JR六甲道5:28に乗る。今日も気温が高く暑くて朝の室内気温は26゚Cある。非常に大きく強い台風6号が沖縄に近付いてきており天気は18時以降に雨になる予報なので18時までに宝塚ゴールに着きたい。

 最初の鉢伏山の登りから無理しないよう心がける。下りでは膝を気をつける。朝早く起きる生活パターンの性か最近何と無く頭の芯がぼっとして眠くなって高取山の神社で少し横になって気力を失って「鷹取橋東詰」めや「大龍寺」や「市ケ原」からリタイアしてしまっている。しかし今日は頭がスッキリしていて眠くならず快調だ。

 台風の影響で風を期待していたが鍋蓋山と摩耶山の登りで少し風があった程度で期待外れであった。服装はBergの半袖1枚だけを肌に直接着て、GoldWinの膝下で絞れる短ズボンを穿いて、街中以外は膝上で絞って肌の露出面積を多くしているが相変わらず汗はひどい。

 高取山まで目標になる人は全く現れなかったが高取山の下りで早足で下っている登山シャツを着た55歳くらいの男性に追い付いた。結構なスピードでは下っているが走らないようにしているのか差が詰まって来る。暫く後を付いたが道が広い所で挨拶をして追い越す。丸山のコンビニ「デイリーヤマザキ」でおにぎりとアイスクリームを買って出る所に追い越した男性が入ってきた。

 アイスクリームを食べながらチンタラ歩いていると直ぐその男性が追い越して行った。すごく良いテンポでスタスタ歩いてしかも早くて歩き方も美しい。こちらはイスクリームを食べながらチンタラ歩いているのでどんどん差が開いて直ぐ見えなくなる。烏原への道で一瞬遠くに姿が見えた。しかしいつ追い越したのか判らないが鈴蘭台浄水場への登り坂で再び追い越される。感心する程歩き方が美しくて早い。

 こちらが菊水山駅廻りの近道を取ったためか菊水山登り口手前で再び追い越される。しかし菊水山登り口のベンチで彼は何か食べるのか座って停止するのでまた追い越してしまう事になる。それぞれが自分のペースで進んでいるので何度も抜きつ抜かれつの状態になって来る。

 彼は早いので菊水山の登りではまた直ぐ追い越されるだろうと思うが彼を意識し始めたので自然にペースが上がってきたのだろうか大腿四頭筋が次第にきつくなって来た。結局菊水山頂上まで姿が現れなかった。菊水山頂は風も無く人も多いので休憩せず通過する。鍋蓋山の登りの最初のジグザグでかなり下まで見渡せる所でも姿が見えなかった。鍋蓋山登りも大腿四頭筋がきついのと腹が減って来たので風のある尾根筋で座っておにぎりを1つ食べて5分休む。その後かなり近付いて来た気配が感じられたが鍋蓋山頂上まで姿を見ずじまいだった。人の多い市ケ原で10分休むが姿が現れなかった。

 摩耶山の登りも大腿四頭筋がきつくてペースが上がらないが不思議な事に下りや平坦地はゆっくり走れる。結局頑張ったが1時間10分かかってしまう。掬星台で汗みどろの上着を水で洗って絞って着直し頭も洗う。コーラを買って座って飲んでいると彼が現れる。彼を見たのはこれが最後で彼は六甲全山縦走ではなかったのだろう。でも東六甲分岐点辺りまで彼を意識させてもらったので完走できたようなものだ。

 大腿四頭筋は相変わらずきついが緩い下りはゆっくり走れる。でも塩尾寺からの下りは走る気になれなかった。1年以上のブランクで大腿四頭筋は一時最盛期のと比べてげっそり減ったが現在最盛期の半分位まで戻って来たという感じだ。これからこの大腿四頭筋がきついという情況に何度も追い込んで行けば最盛期のように楽に登れるようなるだろうからこれからも六甲全山縦走に挑戦しつづけるぞ。

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