六甲全山縦走67
(ザウルスに記載している日記より、そのまま転載)


 12時間01分で67回目の完走。いつも通りアミノパワーに「にがり」とアスコルビン酸を加えた2.0リットル+2.0リットルのウーロン茶)=4Kgの水分を携帯した。準備が悪くてJR六甲道5:58に乗る。今日は朝の室内気温は21゚Cでかなり涼しくなってきた。強い台風22号が沖縄に近付きつつあるが天気快晴で風は余り無かった。さすが行楽シーズンなので須磨浦公園を降りると登山者は数人いた。

 6:30出発だが十分明るい。17:30までには塩尾寺に着きたい。最初の鉢伏山の登りで体調を確認しながら慎重に登る。高倉山手前で腹の調子がおかしくなり、おらが茶屋まで我慢しようと思ったが我慢できなくなり陰に隠れて用を足す。この夏は記録的な暑さで頭の芯がぼっとして眠くなり気力を失ってギブアップばかりで完走できなかったが、今日は何とか完走したい。夏なら最初から汗がボタボタだが、今日は鉢伏山の手前でようやく汗を拭く程度で雲泥の差だ。それに今日は頭がスッキリしていて快調だ。台風の影響で風を期待していたが鍋蓋山と菊水山までの下りだけで少し風があった程度で期待外れであった。服装は半袖1枚だけを肌に直接着て下は薄い長ズボンにした。

 丸山辺りの道路の登りで30歳位の男性がスーっと追い越していった。登りのスピードが非常に早い。この男性は初めて縦走ルートを行くのか時々道を確認するかのようにキョロキョロしている。その間に追い付いたり追い越したりしてしまう。烏原では私の方が先に歩いていた。

 最近いつも通る菊水山駅ルートを行こうと思ったら登り口に何やら縦走ルートはあちらのような表示と工事による通行止めの表示があったが様子の確認も含めて構わず進む。菊水山駅横から通行止めのバリケードがあった。工事中の表示も掲示されていた。先がどうなっているのか知りたいので何人か通った跡のある横から侵入してみた。その先は鉄製の橋は撤去されており、急な段差になっていた。その先は地面を整地しているような感じだった。恐らく縦走路を整備するのだろう。引き返して再び従来の縦走路を進む。

 長身の若者がコンパスを生かして追い越して行く。歩幅が全く違う。菊水山の登りは休まず一定のペースで登り続ける。風が無く結構暑かったが夏とは雲泥の差なので今日は一気に登れる。頂上をやり過ごして休まず下る。鍋蓋山の登りもゆっくり登る。意識できる登山者も何人か現れて頑張れる。長身の若者が再び追い越していく。

 登り途中で少し風が出たので今日初めて座っておにぎり1個を食べる。鍋蓋山も通過して下りに入ると最近の運動不足がたたって大腿四頭筋やハムストリングが痙攣しそうになり走るどころではなくなる。我慢しながら市ケ原まで一気に下る。市ケ原でも筋肉が心配なので暫く休んでから出発する。かなりペースダウンする。稲妻坂を越える頃キョロキョロしていた男性が再びスーっと追い越して行く。登りが素晴らしく早いというか、こちらがかなりペースダウンでチンタラ登っているので余計にそう見えるのだろう。彼が菊水山で休憩している間に追い越してしまったのだろう。1時間23分もかかってようやく椈星台に着く。

 ザックを整理してすぐ出発する。天上寺の先の登りに向かう途中でキョロキョロしていた男性が再び追い越して行くがアゴニー坂への登りに入らず直進して行く。道を間違えていると声をかけようとするが用を足すためなのかも知れないと思い余計なお世話は止める。自然の家の先の登りでこのキョロキョロしていた男性にまた追い越される。今度は初めて挨拶をして行った。もう合う事はないだろうと思っていたら丁字ケ辻の先の藤原商店で彼が自動販売機で飲み物を買って飲んでいる所で再び出会う。直ぐ追い越されるだろうと思っていたら以降出会わなかった。六甲ガーデンパレスでラーメンを食べている間に先に行ったのかも知れない。

 明るい間に宝塚ゴールに着きたかったが東六甲分岐点以降は筋肉も少し楽になっていたにも拘わらず積極的に走る気持ちになれなかった。先日の台風で船坂峠で倒木が道をまともにふさいでいた。一見通過不能のように見えたが通過跡の見える枝の間を通って通過する。赤子谷分岐を過ぎてヘッドランプを着ける。完走したいという気持ちだけで宝塚にたどり着いたようなものだ。

 ついこの間まで暑かったの汗の出方などは少なくなったものの体はまだ秋になっておらず夏の体質のままのように思える。

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