11時間54分で74回目の完走。真夏に入り昨日より2度最高気温が下がり、曇りの天気だというので全従を今日にしたが殆ど晴れで暑かった。朝の室内気温は29゚Cで天気は晴後曇。今日は暑いので背中が汗疹になるいつもの25リットルザックはやめて、腰ベルトタイプのヒップバッグ(ペットボトルホルダー付き)にした。ペットボトル500ccのウーロン茶と、300ccの4個のパウチ容器に凍らせた水分を更に保温ケースに入れて計1.7Kgを携帯する。水分不足は判っているが途中で補給箇所はいくらでもあるので六甲全従は安心だ。今日も稜線でさえ風が殆ど無かったのでむし暑く、うちわを使い放しだった。この時期うちわが武器だ。
服装は半袖シャツ1枚、下は薄い半長ズボンをはきズボンを折って短パン程度にして暑さ対策にする。靴はリーボックのTRAIL
DMX
MAXで3度目。出発前に殆ど食べずに家を出たのでどこかで補給しなければと思うが、JRに乗る場合須磨でコンビニに寄れるが、新在家4:48の阪神電車に乗ると(新在家のコンビニを除いて)出発までどこも食料調達ができない。
須磨浦公園を4:40に出発する。今日も登山者はいない。最近いつもだらけて完走していないので必ず完走するという意識で出発する。5月から週2回程度のジョギングを再開して今月は昨日まで80kmの走行距離だ。体重も少しは絞れてきている。
最初の入りはともかくゆっくり入る。なにせ最後まで完走するためだ。暑くて風がないので最初から頭の芯が眠い感じだが、眠くても振り払うぞという気持ちを持ち続ける。いくらゆっくり登っても展望東屋辺りから汗はしたたる。鉢伏山頂下のトラバース道を歩いていると後ろの方でカサコソ何か走る音がするので振り返ると「たぬき」が2匹頂上の方に駆け上がって行った。六甲山の動物は色々見たが狸は初めてだ。
400階段に来ると親子連れ家族4人が先に登っている。こちらは兎も角ゆっくり登るのと小さな子供達が頑張って(頑張らされて?)いるのでそこそこの間隔で登れる。風が無い時でもこの400階段上部や須磨アルプス途中ではたまにはそよっと風が吹いてくれるのだが、今日は全く風が無い。欲しい登りで風は全く無く、下り方向でどうでも良い時に僅かに(北東の)風が吹く時がたまにある程度だった。家から持ってきた凍らせたパウチ容器のアミノ酸ドリンクで首筋や頬やおでこを冷やしながら進む。溶ければ水分補給になり夏はこれに限る。
妙法寺交差点に着くと、コースを外れて右折し1分強の先にあるファミリーマートに駆け込む。エネルギー補給になりそうなソフトクリームと冷凍ペットボトル・冷凍パウチなどを買い込んで高取山を登りながら食べる。誰にも会わない。高取山の月見茶屋で寒暖計を見ると25℃で意外に低かった。高取山からの下りでも駆ける気は起こらないが街中の登りは何故かテンポ良くしっかり歩ける。
丸山町のデイリーヤマザキでも再びアイスキャンデーと冷凍ペットボトルを買うが、冷凍パウチは置いてなかった。冷凍ペットボトルで首筋や頬やおでこを冷やしながら進む。便利な世の中になったものだ。さすがに菊水山では登山者も現れるが目標になる人は現れない。菊水山頂でコンビニで買ったおにぎり1個を東屋で座って食べるが、前に座った鈴蘭台方面から登ってきた地元高齢女性が世間話でうるさい。
天王吊橋への下りのゆっくり下る。鍋蓋山への登りもゆっくりペースでしっかり登り、眠さはあるが疲れも出ず、返って快調だ。鍋蓋山を通過して大龍寺でお茶のペットボトル1本を買い、冷凍ペットボトルがシャーベットの残りかす状の氷の粒になった上に補給する。
市ケ原へも歩いてゆっくり下る。市ケ原でトイレを済ませて出発すると30代の短パン姿の男性が早いピッチで追い越していった。稲妻坂では何人か追い越すが目標になる人は現れない。一定のペースで楽に登れる。学校林道分岐の先を駆け下れる余力があり、完走の自信が出てきた。結果的に掬星台には最近では早く、歩行時間が1時間14分で到着できた。掬星台では相変わらず人が多い。缶ジュースを買って再び冷凍ペットボトルがシャーベットの残りかす状の氷の粒になった上に補給する。汗をたっぷり含んだタオルを洗ってから出発する。
オテル・ド・摩耶で昆布そばを食べるかソフトクリームを買おうか考えてグラスハウスに近づくと若い外国人がたどたどしい日本語で地図を見せながら道を聞いてきた。舗装路を進まず山道に入るよう教えるが、気になるので後を追う。山道に入る所で一緒の女性が待っていた。正しく進んだが次のアゴニー坂への分岐でも迷っていたので教える。
アゴニー坂の先のアスファルトでも頭はすっきりしないが快調だ。丁字ケ辻先の藤原商店でアイスクリームとアミノ冷凍パウチを買う。記念碑台先の吉岡を覗くとざるソバ500円が見えた。躊躇せず注文する。だしが少し塩辛すぎたがうまかった。一軒茶屋でも腹が減って月見うどん480円を食べる。東六甲分岐点以降は快調でNTT工事用道路でも走れる。
六甲山系の上部はカナカナと鳴くヒグラシの鳴き声がずっと続いていた。例年少しは聞くツクツクボーシやミンミンゼミは殆ど聞かず下部程油ぜみの声が大きくなる。
出発時には12時間を越すだろうと思っていたが意外にも11時間台だった。充実感も無いが疲労感も無い。いつも通りローソンで缶ビールを買って飲みながら阪急宝塚に向かう。駅のトイレで着替えてから帰る。 |