六甲全山縦走80 H17.10.23

 8時間44分で80回目の完走。8時間台を出せたのは5年ぶりだ。朝の室内気温は締め切った室内でも18゚Cで一気に下がっている。夜中からずっと雨が降っていた。ピンポイント天気予報では午前中曇りで午後晴れになっている。水分はいつも通りに、2リットルのウーロン茶と2リットルのスポーツドリンクを薄めたものを少し凍らせてザックに入れるが、さすがに低い気温なので発汗量も少なくなり1/3近く残る。

 朝は肌寒さがあったが、まだいけるだろうと服装は夏と同じにする。JR六甲道を5:28に乗り須磨浦公園を6:05に出発。登山者が2人降りたが目標になる人はいない。風があるので結構冷たいが、最初から半ズボンを折って短パン状態にする。半そで・短パン状態は異常に見えるかも知れない。今回もどれだけ平坦地を駆ける事ができるかがテーマだ。

 調子はよく判らないのでゆっくり入る。旗振山までの平坦地も体の活性化のためにゆっくり走る。400階段も楽に登れ筋肉の調子も悪くない。横尾山には-4分で通過。高取山も-8分で通過なので早すぎるかなとも思うが無理している感じはない。月見茶屋の寒暖計を見ると10.5℃で先週よりぐっと下がっている。

 出発前に「神戸市降雨情報システム」で確認して、前線の雨雲の帯は摩耶山付近を時々被ったりしていたが須磨付近からは少し北に離れていた。気がかりであった前線の影響か、鉢伏山から小雨がぱらつき始める。気温が低いのでそこまで吹かなくてもと言うほど今日は風がある。寒くはないが腕が冷たい。高倉山頂付近でガスってくる。小雨もずっと霧雨状態だ。天気予報を信じて午後天気の回復を期待する。

 山道は緩んでおり滑りやすいので下りは気を付ける。平坦地はトロトロ走れる。いつも通り楽しみにしているアイスクリームも細川商店で金属蓋で閉じられている。少しガッカリするが、こんな気温で買う人も居ないだろうから当然だよなと納得して通過する。烏原の平坦地も何とかトロトロ走れ、菊水山の登りもそこそこのペースで登れるが、山頂で目標タイムより一気に7分遅れまで落ちる。何故スピードが落ちてくるのか判らない。
筋肉は問題ないがチンタラ走りではだめなようだ。

 鍋蓋山への登り途中で腹が減ってきてバナナパン2本を登りながら食べる。鉄塔付近では雨のためコロナ音のジーっという音が聞こえる。稜線に出ると風が強い。霧雨も降っているので短パン状態は止めてズボンを降ろして半ズボン状態に戻す。風で樹木の水滴がバラバラ落ちてくる。傘をささず雨具も着ないがずぶ濡れにはならない。でも会う人は殆ど雨具を着ている。逆に暑いだろうなと思う。
摩耶山の登りでも目標になるような人は現れず、筋肉は疲れているが良いピッチで登れる。掬星台には1時間4分自己最高ペース到着できた。摩耶山はガスの中であったが、やっと雨は止む。吐く息が白くなってきた。気温が低いのだろう。

 掬星台を通過して、アゴニー坂先の
道路の下りで再び腹が減ってきたので、おにぎり1個を歩きながら食べる。この頃からたまに日が射すと瞬間暖かさを感じる。丁字ケ辻先でも「うすピー」を歩きながら食べる。気温を見ようと記念碑台の「六甲山ガイドハウス」に入ると、中は暖房していて気温は判らなかった。一軒茶屋に向かう途中ミルキーをほお張ってエネルギーを補給する。六甲山上道路の平坦地でも時々走れる。

 東六甲に入ると足には優しいが道が濡れて悪い。大谷乗越辺りから晴れてくる。下りは休まず走り何組か追い越す。最後の塩尾寺休憩所から先はアスファルト道路の方を進む。宝塚手前では足の踵が響いてくる。背中の腰付近はザックと擦れてひりひりしてくる。最後の湯本台広場でローソンで買ったビールを飲みながら着替ええる。

 ほぼ目標が達成できたのと8時間台で完走できたので充実感はあるが、自己新記録を狙うのにはどうしていくのが良いか考えながらトレーニングを終える。目標となる人が多く現れて、他の人の力を借りるのが早道のようだが・・・・。自力を向上させるのはもっと持久力を高めないとダメだろう。

 宝塚発、西宮北口行きのホームが梅田行きホーム側に変更されてホームが1本化されている。まだ時間の早い16時以前はそのようにしているようだが、5年前も何度かこの経験していたのを久しぶりに思い出した。家に着いても16時過ぎでまだ明るい。本日の記録の整理もその日の内にできた。


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