六甲全山縦走82 H17.11.13

 9時間31分で82回目の完走。いつも通りの水分4リットルを携帯したが1リットル余る。朝の室内気温は最近変わらない18゚Cで天気は晴れ時々曇り。登山日和だが風は殆ど無かった。服装は上は夏と同じ半袖1枚に下は薄い長ズボンにした。

taikai0511_01-s.jpgtaikai0511_02-s.jpg 今日は神戸市主催の大会があるので、いつもなら渋滞を避けるために大会より先に出発する所だが、大会の様子も眺めながら自己記録は意識せずに楽しんで行こうと新在家から4:48の阪神電車で須磨浦公園に向かう。大会参加者らしい人がぞくぞく乗り込んできて、まるで六甲全山縦走大会専用電車のようだ。三宮から一(新開地駅で乗換え待ち) (電車の中の状況) 気に増えて、新開地までに既に満席である。
 
taikai0511_03-s.jpg 5:30過ぎに須磨浦公園に着き出発点に向かうと、行列はまだ敦盛橋付近まで伸びている。以前の経験だと、この時間なら一旦行列は解消している筈なのにと思いながら出発点のチェックポイントに向かう。今回は5:00のチェック時間に国道2号線を延々と待行列ができていたのであろうかと思う。


(須磨浦公園改札状況)
taikai0511_04-s.jpg そういえば、阪神電車の中で隣に座った人と話している中で、スタート時刻後に到着するこの電車で、今までシートに座れることは少なかったので参加者が減ったのだろうかと言っていたが、5:00発組が増えてきたのだろうか。



(敦盛橋付近まで伸びている行列)

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 出発点でチェックの様子を見たりデジカメ撮影したり、今回のチェックポイント箇所とチェック時間を教えてもらったりしてから5:45に出発する。



 過去5:00出発グループ付近に加わっていると皆黙々と相当のペースで進んだものだが、今回のように後続グループで出発すると、皆のんびりしたムードでワイワイ言いながらゆっくりペースで進んでいる。最初は混雑しているので、全体の遅いペースでしか登れない。でも鉢伏山の登りでもできるだけマイペースを保てるように登る。涼しい性か何と無く快調に思える。

taikai0511_07-s.jpg 旗振山からの下りは別道が普及したのか皆さんは左折の緩い狭い下り坂に行く。混んでいる別道はペースが乱れるので「おらが茶屋」から階段の方向に直進する。







(階段ルート)
taikai0511_08-s.jpgtaikai0511_09-s.jpgtaikai0511_10-s.jpg400階段の渋滞も階段直前からだけであった。殆どの人が手摺のある階段右側に寄っていてゆっくり進んでいるが左側を早いテンポで登って行く人もいる。私もその後をついて行く。途中で「渋滞していて皆我慢しているのだから追い越しするな」と大声でのたまって、グループの女性達に誇示しているのか体で通せんぼをする正義感の強い中高年男性がいた。左列はそこでストップだ。

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  (須磨アルプスの状況)
taikai0511_14-s.jpgtaikai0511_13-s.jpg 東山までそこそこの列だったが思った以上に順調に進める。ところが、東山で従来の縦走路がルート変更になったので、こちらからと案内する大会役員が待っていた。変更ルートは新たに切り開いたばかりの急な下りで、役員に理由を聞くと従来の縦走路に私道があって、地主ともめているためということらしい。私は大会参加者では無いので直進する。どこで合流するのだろうと思っていたら、横尾の町に入る右折地点で正面方向から降りてきていたのと正面衝突状態での合流だ。考えれば変更ルートの方が近道になるようだ。

taikai0511_15-s.jpg 高取山でも登りは混んでいる。月見茶屋の気温は11゚Cだった。月見茶屋では大会時のいつもの通り店前にバナナや飲料を出して販売していた。高取山下りから大会参加者もまばらになってくるので歩き易い。







taikai0511_16-s.jpg丸山の細川商店でいつものようにアイスクリームを買うが後続の人も買っていた。鵯越駅前の商店「さかい」でも全縦大会用に店前でバナナや飲料の販売していた。
 菊水山の登りは目標となる長身の人が菊水駅先から前方に現れてこれ幸いと付いて行く。その人は次々追い越して行く。背が高いので段差を乗り越える勢いが違う。良いピッチだ。今まで登りは人が混んだが、この登りも人が多くなる。快調に登っていると目標の人が突然ザックを降ろす。目標が突然消える。残念だけれど仕方なく同じピッチを維持するよう頑張る。

taikai0511_17-s.jpgtaikai0511_18-s.jpg頂上は大勢の人が休んでいる、天気も良く気持ちが良い。チェックタイムの8:30までに着いた人は居るのだろうか、などと思いながらそのまま通過する。



(菊水山チェックポイント)
taikai0511_19-s.jpgtaikai0511_20-s.jpgtaikai0511_21-s.jpg 天王吊橋へはゆっくり下る。鍋蓋山の登りも目標となる人は現れないのでゆっくり登る。大龍寺山門の臨時販売の神戸生協でいつも通りブタ汁やみかん・飲料の販売をしている。一度ブタ汁を味わおうと思っていたが、前に来ると大勢が付近のベンチでブタ汁を飲んでいるので、何となく通過してしまう。大会参加者でない気楽さで市ケ原まで駆け下る。桜茶屋でもペットボトルを店頭販売していた。

 市ケ原からは背の高い青年の後を付いて行く格好になる。この青年は平坦地は早くて付いていけなかった。天狗尾根に入っても姿は時々見えるが離れている。その内、前に人が溜まってきたため、スピードが落ちたので追い着く。青年は全く無理せず、敢えて追い抜こうとしない見上げた態度だった。それでもルートを別に取れるところで追い越したりしながら、良いピッチで登っていく。

taikai0511_22-s.jpg - 20,090bytestaikai0511_23-s.jpg - 20,710bytestaikai0511_24-s.jpg - 26,960bytestaikai0511_25-s.jpg - 26,376bytes 人が多いと足場が自分の思うように取れなかったり、一瞬、瞬発力を出さなくてはならなかったりで、普段出たことのない「すね」や「ふくらはぎ」の一部の筋肉の痙攣が出始める。結局その青年も追い越してしまったが、摩耶山頂まで、だましだましながらも自己最高ペースの64分で登る。今日はリズムが違ったので少し無理した感じだった。名物ホットレモンを2杯頂く。椈星台ではいつもの12時のチェックタイム待ちは、ザックだけが並んでいる感じだ。チェック時間まで40分程ある。直ぐに出発する。

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(丁字ケ辻先の藤原商店)
taikai0511_27-s.jpgtaikai0511_28-s.jpg 次は六甲郵便局の甘酒サービスも楽しみだが、早過ぎる通過のため今回も準備完了済みで、時間まで不在の状況だった。摩耶山を大会チェックタイムより40分程早く出発したが、東六甲分岐点までのどこで追い越されるかなと思いながら道路を進んだが、一軒茶屋のかなり手前でダブルストックで小走りの男性が追い抜いてい     (六甲郵便局の甘酒サービス)       った。一軒茶屋でトイレを済ませてから再出発する。

taikai0511_29-s.jpg 東六甲分岐点のチェックポイントは昨年と同じ鉢巻山トンネルを越えた所で、4人の男性が14:00のチェック時間を座って待っていた。





(チェックポイント)
taikai0511_30-s.jpg東六甲分岐点からはハイキングシーズンなのだろうか登山者が多い。駆け下って行くと、気付いて殆ど譲っていただける。塩尾寺手前で陸上トレーニング風の姿の若者が飛ぶように下っていく。思ったより遅い大会参加者の先頭だ。塩尾寺休憩所からアスファルト道を歩いていると30〜40代の男性2番目がダブルストックで通過。結局宝塚ゴールまで、計3人が追い越して行った。

(東六甲分岐点)
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 (ゴール手前)   (ゴールへ最後の階段)
taikai0511_33-s.jpgtaikai0511_34-s.jpg 宝塚ゴールではいつもの風景で、最終チェックタイム待ちの行列柵が並べられていて、ゴールした2〜3人が立ち話しなどをしている。参加者の到着を待つ人も少し居る。学生かと思っていたトップの人に「何かの選手か」と聞くと、普通のサラリーマンだと言っていた。ここで上半身だけを着替えながらローソンで買ったビールとおでんを食べている間も、その青年は携帯で仕事を黙々とやっていた。下半身も早く着替えたいのでチェック時間まで待てず、阪急宝塚に向かう。大会の色々な場面を味わえた楽しい1日だった。

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