痛みの対策
以下は「音岳」が現実に経験してきた痛み対策なので、人それぞれで参考にならない 事も多い事を承知の上で記載します。 また、商品の宣伝のつもりは無く、私が情報収集して研究した結果が、多少でも参考に なればと紹介します。 1)靴擦れ
2)股ずれ・汗かぶれなど、薄い皮膚のただれの痛み
3)踵(かかと)の痛み 多少、まともにジョギング・マラニック・六甲全山縦走に取り組んだ結果、踵に痛みが 出始めました。普段歩いている時に痛みが出る訳では無く、長距離のランニングや長時 間登山で強い痛みが出てくるのです。 最初は、単に靴のクッションを良くすれば治るだろうとたかをくくっていましたが、負荷を かけ続けている限り良くなりませんでした。医者にも行かずにいろいろ研究していると、ど うやら足底筋膜炎だということが判ってきました。陸上長距離選手がよくやられるやつ のようです。 ただ、現実の痛みの感覚と傷病名とは少し違うような気がするのですが、私の会社 で、たまたま女子長距離陸上選手を管理範囲に置いた時の経験からそのような事が 判りました。
4)膝の痛み 私の場合の痛みの発生原因は何度も痛みの出始めた時の状況からほぼ推測 できています。それは、下りなどで着地する時に、膝をひねるような着地になる場合で、 かつ、負荷が大きい場合に痛みが出始めます。逆に、このような状況にならない様 に注意するのが大切であると思っています。 具体的には、山道を下る時に道が曲がっていて、体は道なりに向けるけれど足場 の関係で足の方向が道なり方向に向けられず、体と足の方向が違う向きになるよう な場合です。特に駆け下っている場合には瞬間に足場を決めているので膝がねじれ 易くなるのです。 このような状況を1回だけでなく無神経にも何回も起して何度も小さな痛みを起 こしており、最終的に重い荷物を担いだまま山道を駆け下って決定的に膝を痛めて しまい、膝が腫れあがりました。 H13年頃まで膝の痛みと無縁の生活を送って山の下りは走るのが当たり前という 気分でいましたが、膝の痛みが発生して以降、階段の登り下りで痛みが出るし、道路 信号の変わり目で慌てて無意識に小走りに走ろうとしようものなら、ギクッと痛みが走 る状況でした。 傷めてから最初の1年はもう良くなったかなと思うと、十分治り切っていない間に 焦ってジョギングに何度もトライしたり、膝サポーターを着けて登山を再開して調子 をテストをしてみたりしてしまって、逆に回復を遅くしてしまった気がします。 後半の1年間の運動休止で、ようやくほぼ回復しました。その間、専門医療機関で スポーツドクターに診てもらい、MRI撮影までしてもらったりしましたが、痛み止めや湿 布薬をもらったりする程度で明快な診断や治療をしてもらえませんでした。 民間療法の「グルコサミン+コンドロイチン」を1年程飲んだりもしましたが、これが 効いたのか、単に時間薬が効いたのかはっきりしません。いずれにしても、後半の1年 は痛みの出ないように無理せず、注意し続けたのは良かったのではないかと思って います。 5)腰の痛み 私の場合、ヘルニア手術を25歳で受けました。最初の手術が失敗して1年後再 手術ですっきり直りました。しかしその後何度も腰痛を再発させました。今思えば手術 はお勧めできません。何とか痛みが薄れるようになってから徐々に腰周りの筋肉を中 心に全身の筋肉をバランスよく鍛えるのが最良の対策です。 何故かというと腰は全ての運動の最終に力が加わる所で、例えば重い荷物を立っ たまま指先で持ち上げる場合を想定して、指の力が弱ければ腕の力でカバーしよう とし、腕の力が弱ければ体の軸の力でカバーしようとするからで、力は次々体の中心 の軸に及んできます。体の軸を構成する腹筋や背筋などの腰周りの筋肉が弱ければ 中心の軸である背骨(腰椎)に力が加わって来るからです。 痛みがある時は、とに角痛みが出ないような姿勢・対策(痛み止め薬、腰ベルト等) を行う必要があります。痛みのために姿勢が悪くなって更に悪化するという悪循環を 断つ事が重要です。痛みが弱くなって来たら腰に負荷がかからない水泳などで腰周 りの筋肉を中心に全身の筋肉を強化するのが理想的ですが、長続きしなけば意味 がありません。経験から、水泳療法は痛みをだましながら筋肉をつける時期に行う方 法として採用するのが良いのではないかと思います。 不摂生を繰り返して運動をなまけて、腰周りの筋肉が弱ってくると何度も腰痛を再 発しました。手術しない神経ブロックも一度受けました。これは、炎症を起こしている神 経付近に炎症を抑える薬と痛み止めを直接注射するというもので、炎症箇所を特定 するために針先で神経を突いて痛みのある足の方に衝撃がくるのが確認できるまで何 度も針先で神経を突かれます。その度に目から赤い火の玉が飛び出すような衝撃で 苦渋の汗を流しました。このようなことにならないようにするためにも継続した運動を行 える環境を作り出すのが肝要です。 特にパソコン操作・車の運転など悪い姿勢を長時間継続するのが最もよくないの は経験上からも明らかなことです。 なお、繰り返しになりますが手術以降不思議に5年置きに腰痛の再発を起こして いました。腰痛発生後、何とか収まって暫くは運動や姿勢に注意していて、徐々に気 が緩んで再発させるという繰り返しを3度経験しましたが、登山を復活して定期的に 運動をするようになってから、腰痛の再発は現在まで15年以上起きていません。 現在腰も至って快調です。 継続させる環境作りの1つの方法は、記録をつけることです。トレーニングの記録を つけたり日記をつけたりすると自己意識を低下させないようになり、継続し易くなります。 このHPに記録しているのも、結果的に役に立っています。 |
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